ロクディムりょーちんの「僕が即興芝居で、こだわること。大事にしていること。」#27 『直感力』

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今回のテーマは、「直感力」
いかに自分の感覚に委ねられるのか。
そこには、経験と自分への信頼と、勇気が必要なのだと思います。

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今、将棋で大注目を浴びている中学生プロ棋士、藤井聡太四段。
彼もよくコメントで上げている言葉、「直感」。
熟考を重ねた結果ではなく、感覚的に動いてしまう一手。
即興することにおいても、すごく大事なことだと思うのです。

この「直感力」。
このことを鍛えていくのはパフォーマンスする上でも、日常でも必要な力だと思っています。

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ただ、直感力を鍛えるために何が必要かというと、それを表現できる身体にしておくことがまず第一です。
基礎力はもちろん大事でしょう。
楽しむ力ももちろん大切でしょう。相手を思う力も。
ワークや稽古、ライブなどの多くの経験も。
そして、何より勇気。自分をその場においても大丈夫だという信頼。
これらのことが揃って初めて、直感的に動いてみることが有効的になっていくのだと思います。
というか、経験上からでしか、直感的に物事を捉えられないのだと思います。

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自分が思うままに好きなように行動するのとはわけが違います。
あくまで、この場を見てひらめいたことなのか。
想定したことからのことではなく、今、この場。この瞬間。
そして、今まで起きてきたことからのことからの反応。
これが「直感的」だと思うのです。

そして、その「直感」は、この場の想定や、インプロというものの想定からも外してしまうことがあるかもしれません。
で、そこで、自分への信頼。今まで培ってきた即興力、対応力、正当化力、それが必要となってくるのです。
その直感から生まれたことを楽しむ。意外さを楽しむ。
そして、そこからの未知なる展開を楽しむ。

直感は常に正しいのだと思います。
だって、その人の持っていること、この場から生まれたことで出た物だから。

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藤井聡太四段は
これからも経験をどんどん重ね、自分の感覚もより磨き、その直感力を高めていく・・・。
末恐ろしい存在ですね。これからの展開が楽しみです。

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